Googleで海外の情報の検索精度を高める方法

2014年12月01日

※この記事は、Facebook内の翻訳者グループ「One Hundred Club」に2014年10月に投稿した文章を一部修正して再掲載したものです。内容は当時のままですので、最新の仕様とは異なる可能性があります

以前、Facebookの翻訳クラスタ内で、GoogleのWeb検索の言語設定が話題に上っていました。たとえば、日本語表示の環境で米国の英語の情報を検索すると、英語環境のときとは検索結果が違ったり、UIを英語表示に設定しても日本語サイトが上位に来たりして、目的の情報を見つけにくい、といった話です。(baldhatterさんのこちらのブログ記事を受けてのものだったように思います)。

これに関連する情報が、Googleの開発者向け文書に出ていましたので紹介します。ひとことで言うと、「gl」と「hl」という2つの検索パラメータを指定することによって、特定の国の情報を見つけやすくなるようです。

Googleの検索結果のページでURLを見ると、「https://www.google.co.jp/?q=word&ie=UTF-8&oe=utf-8&hl=ja…」みたいな感じになっており、「○○=××&△△=□□&…」という形式の値が後半にずらずら並んでいます。これらの値が検索パラメータです。通常は、ブラウザの画面上での検索設定に応じて、必要なパラメータが自動で付加されますが、目的に応じたパラメータを組み合わせる形で、自分でURLを組み立てることも可能です。

前述の文書によると、こうした検索パラメータの1つに「gl」というものがあります。国コードを指定するためのパラメータで、その国のコンテンツを検索結果の上位に押し上げる役割があるそうです。

このパラメータがGoogleの画面上の設定でどこにあたるのかは不明ですが、おそらく日本のユーザーの検索はデフォルトで gl=jp とみなされ、それにより日本のサイトが上位に来る仕組みになっているのだと思います。

また、UIの言語設定を表す「hl」というパラメータもあります。Googleの検索設定画面の「Googleサービスで使用する言語」という項目に相当するパラメータです。こちらは、UIの見た目だけの設定かと思いきや、実はこの設定に応じて検索結果が変わる場合があると、前述の文書には明記されています。

特定の国の情報を検索したいときには、このhlパラメータとglパラメータの2つをきちんと指定する方が、検索の精度が高まるようです。

試しに、両パラメータを明示的に指定する形で、日米英の「iPhone」の情報を検索してみると、その国に該当する結果が確かに上位に来ます。
https://www.google.co.jp/search?q=iPhone&hl=ja&gl=jp
https://www.google.co.jp/search?q=iPhone&hl=en&gl=us
https://www.google.co.jp/search?q=iPhone&hl=en&gl=uk

実際にブラウザ上で検索するときには、

のように、両パラメータを指定した形でトップページを開けば、そこからの検索はすべて、指定したパラメータが適用されるようです。こうしたURLをそれぞれブックマークに登録しておけば、わざわざブラウザ上で言語設定を変えずに済みます。hlパラメータとglパラメータに指定できる値は、前述の文書の「Supported Interface Languages」セクションと「Country Codes」セクションにそれぞれ出ています。

このほか、対象言語を絞り込む「lr」というパラメータもあります。Googleの検索ページでいうと「検索ツール」の中の言語設定に相当するパラメータです。このパラメータは論理演算子が使えるとのことで、「lr=lang_ja|lang_en」(日本語または英語)とか「lr=(-lang_ja)」(日本語以外)みたいな指定もできます。

さらに、crというパラメータもあって、「cr=countryJP」のように指定できます。このパラメータは、Googleの検索オプションでいう「地域」に相当するようです。

posted by 内山卓則 at 14:29 | パソコン・IT