Windows 10 プレビュー版でPASORAMAを動かしてみた

2015年06月10日

Windows 10 プレビュー版で辞書ソフトの動作を試してみるシリーズの第2弾です。前回の記事では、Jamming、DDwin、かんざしが動くかどうか試してみました。今回は「PASORAMA」を試してみます。

PASORAMAとは、セイコーインスツル(SII)の電子辞書のコンテンツをパソコンから検索するための純正ソフトです。SIIは既に2015年3月末で電子辞書事業から撤退しているため、今後はソフトのアップデートなどの対応は期待できそうにありません。したがって、現行のPASORAMAがそのままWindows 10で動くかどうかは、ヘビーユーザーとしては心配なところです。今回は、DF-X10001のPASORAMAを使ってテストしてみました。※今回のテストは、あくまでプレビュー版での動作確認です。正式版では状況が変わっている可能性も考えられますので、結果は参考程度にご覧ください。

テスト環境

今回は、Windows 10 プレビュー版の32bit版と64bit版の両方で試してみました。(Build 10130 です)。

○32bit版:前回と同じく、2009年購入の古いネットブックに、Windows 10 プレビュー版を直接インストールしました。

○64bit版:仮想化ソフト「VMware Player」を使って、Windows 7の上にWindows 10 プレビュー版を仮想マシンとしてインストールしました。(簡単に言うと、Win7のデスクトップ上でWin10が動く特別な環境を作った、ということです)。

結果

PASORAMAに関しては、従来のWindowsでも、インストールでトラブったという話をときどき耳にしました。当然、Windows 10でも何か起きるだろうと覚悟していたのですが、意外にも、32bit版も64bit版も、特にトラブルはなく、普通にインストールできました。

PASORAMAのインストール方法は、これまでのWindowsと同じです。DAYFILER本体をUSBでパソコンに接続して、エクスプローラーで「リムーバブルディスク」を開き、PASORAMAフォルダの中のSetup.exeを起動。あとは画面の指示に従って、ソフトとドライバをインストールしていくという流れです。

検索処理の動作や検索モードの切り替えなど、ソフト自体の挙動も特におかしな所はなさそうです。また、拙作のPASORAMA用ツール「キーボードヘルパー」も正常に動作しました。

下の画像は、Jamming、DDwin、PASORAMAをかんざしから串刺し検索したときの様子です。

150606_win10_x64_pasorama.png

ただし、今回のテスト環境のうち、64bit版のほうは、あくまで仮想マシンですので、物理マシンになったら状況は変わるかもしれません。というのも、PASORAMAのインストールでトラブったという事例は、ドライバの再インストールが必要だったとか、接続するUSBポートを変えたら動いたとか、何か微妙な違いが関係しているケースが多いようだからです。仮想マシンの場合、そのあたりの微妙な違いを仮想化ソフトがうまく吸収してくれている可能性が考えられます。物理マシンではそうはいかないかもしれません。

とはいえ、ドライバさえうまく入れば、PASORAMAのソフト自体はWindows 10でもちゃんと動きそうだというのは、希望が持てる結果ではあります。

というわけで、今回の結果を簡単にまとめると、次のようになります。

  • 今回試した環境では、32bit版も64bit版も、X10001のPASORAMAは正しく動作した。
  • 64bit版は仮想マシンでテストしたので、物理マシンでは結果が変わるかも。
  • いずれにせよプレビュー版でのテスト結果なので、正式版では変わるかも。

次回は、Windowsストアアプリの辞書をかんざしから検索できるかどうか試してみる予定です。

posted by 内山卓則 at 18:28 | パソコン・IT